こんにちは。SaitoKouです。

OB会の会費がうまく集まらない、という話は珍しくありません。毎年、案内を出しても反応がまばらだったり、入金確認や催促に手間がかかったり。多くのOB会で、似たような状況が起きているようです。

この問題は、運営側のやり方が悪いからでも、 会員の意識が低いからでもないように思います。おそらく多くのOB会が、「誰かがサボっている」のではなく、仕組みとして払うまでに至らないという壁にぶつかっています。

この記事では、なぜ多くのOB会で同じような状況が起きるのか、いくつかの仮説を整理してみました!

よく検討されるOB会の会費の集め方

一般的に検討される解決策としては、以下なのではないでしょうか?

  • 会費を振り込み忘れてしまっているのではないか? ⇒ 自動引き落とし機能へ誘導。会報での呼びかけ。
  • 会費の納入が面倒なのではないか? ⇒ 銀行振込以外の決済方法の導入。クレジットカードや電子マネーなど。

この施策は有効だと思いますが、それでも改善しない場合は「集め方の他」に理由がありそうです。

それでも会費が集まらないOB会の原因仮説

ネットでよく言われているのは特に若手メンバーの未納率が高いという状況です。おそらく多くのOB会で、以下の状況が起きているのかもしれません。

従来の最大のメリットが時代とともに薄くなってきた

OB会へ参加することへのメリットは様々にあると思いますが、特に重要視されるのは「人的ネットワーク」ではないかと思います。

  • その時に共に過ごした仲間とまたつながれる
  • 世代や業種を超えてつながりが生まれる
  • 余暇・交流の場として気軽に集まれる

しかし、いまは技術の発達によりメッセージ機能やSNS等で気軽に集まれます。今の若手世代(特にSNSにネイティブなZ世代やα世代)は趣味の集まりや同窓会、転職の相談にいたるまで、OB会に頼らなくてもSNSでそのメリットを代替できてしまう状況にあります。

「交流」以外に、より魅力的なメリットをOB会に設計する必要がもしかしたらあるのかもしれません。

「会社の飲み会に参加しない」と似た若手世代の考え方

OB会の会費が集まりにくい状況は、 「若手社員が会社の飲み会に参加しなくなった」という話と、構造がよく似ています。

以前は、 参加すること自体が半ば前提になっていましたが、若手世代は「超合理主義世代」と呼ばれることがあるように、自分の時間・お金・労力をどこに使うかを、より明確に選別している傾向にあります。これは「若手世代が冷たい」というよりも、近年の経済や社会の状況から「そういう考え方をせざるを得なくなった」という背景もあるようです。

そのため、「自分が得られるもの」が薄いことに対しては、無理に参加しないという判断を取られやすいです。

OB会費の使い道が「現役支援」「OBイベントの補助」等が大半の場合は、先に挙げた交流のメリットが薄い今のご時世に加え、自分自身が得られるものも少ないため、会費を払わないという選択になってしまうのかもしれません。

払わなくても不利益がない

会費を払う・払わないによって生じる差がほとんどない在り方は、会費を払うモチベーションを下げているかもしれません。

たとえば、会費を払っていなくても行事に参加できる場合、会員の立場からすると、「今すぐ払わなくてもいいか」となります。同じように、会費を払っていなくても、連絡や案内、最低限の情報が手に入る状態であれば、日常生活の中で困ることはほとんどありません。

このように、支払うことで得られるものや、逆に支払わなかったことで生じる不都合どちらもない場合、会費は「払わなくてもよいもの」として後回しにされやすくなります。

かなり悲観的な見方をすると、払っている側の人からしたら不公平感を抱かれるかもしれません。

OB会の取るべき行動とは?

ここまでの仮説を踏まえると、OB会がとるべき行動は「OB会への参加で得られる価値」を再度整理、創出することだと考えられます。一般的な解決策でも挙げた決済方法の工夫は、その行動の後で「価値がある」と感じた人たちが迷わずに納入できるようにする仕組みだと思います。

ここで課題になるのが、「再定義した価値を、いかにして会員に認知してもらい、行動(納入)へ移してもらうか」というコミュニケーションの設計です。

OB会におけるWebサイトの役割

価値を伝え続ける場所

Webサイトは、 そういった価値を「伝え続ける」「蓄積する」「見える形にする」ための場所になります。伝え続ける内容は、「活動報告」ブログだけでは弱いように感じます。

  • OB会として大切にしていること
  • 会費が生む具体的な成果
  • 会費納入やイベント参加で得られるメリット
  • 今後の方針

などを体系立てて整理して掲載することで、「会に参加する理由」を示し続けることが重要です。

迷わず納入できるプラットフォーム

伝え続けた価値に共感してくれた方に向け、クレジットカード決済や電子マネー決済で即座に納入できる場所となるのも、Webサイトの役割の一つとなります。この決済のしやすさの改善は、タイパを重視する若手への一つの価値提供にもなりえます。

価値を作る場所ではない

Webサイトを作れば解決するという話ではありません。会費をどう使い、会員に対してどんな価値を提供するかは運営の方々が決定することです。Webサイトは、その価値を伝える役割にすぎません。決済手段の改善も、それ単体では問題を解決できず、あくまでOB会の価値を感じとり、納入を決断した人への補助となります。

こんなOB会の方は、一度整理したほうが良いかもしれません!

✅OB会の会費がうまく集まらない
✅会報での呼びかけや、決済方法のWeb化で何とかなると思っている
✅若手世代の参画が少ない
✅ Webサイトは「活動報告」のみに終始している

[PR] Saito Kou Creative Baseは、気軽な相談をお待ちしています!

私は 「会費を集める施策」を考える人ではありません。ただし、「決まった価値が会員にきちんと届く構成」「納入したいと感じた人が迷わない導線と機能」をWebサイトで整えることはできます!

Webの専門家として、皆さんが大切にしている価値をどう見せれば響くのか、その情報整理のフェーズから壁打ち相手としてサポートいたします!

上記チェックリストに当てはまった方は、

  • とりあえず、今の状況を話してみる。
  • あまりまとまってないけど、とにかく考えていることを言葉にしてみる。
  • Webサイトにつけられる機能を聞いてみる。
  • 今自分が持っているサイトからどう改善できるか相談する。

など、どんな使い方でもよいのでご相談ください!

皆さんのOB会ではどうですか? ぜひご意見を聞かせてください!

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