今回は自分の備忘も兼ねて、WordPressの子テーマ作成方法をまとめました!
そもそも子テーマって? なんで作るの?
子テーマという機能がどんなものかは下の記事で紹介しています。今回はその機能を利用するための最低限の設定方法を紹介します!
子テーマ作成方法 ~style.css・function.phpのコピー~
では早速、子テーマを作成していきましょう。今回はtwenty twenty oneの子テーマを作成します!子テーマを作成する場合は、契約しているサーバーのFTPから直接ファイルを編集するか、アプリからFTP接続して編集を行います。
(参考:Dreamweaver の FTP 接続の設定をする (adobe.com))
一番最初に、style.cssを作成します。
style.cssの作成
- 「themes」フォルダの中に、「twentytwentyone_child」(子テーマフォルダ)というフォルダを作成します。
- 「twentytwentyone」(親テーマフォルダ)にあるstyle.cssを子テーマフォルダにコピーします。
- コピーして作ったstyle.cssの中身を全部消します。
- 以下のテキストをコピペします。
@charset "UTF-8";
/*
Theme Name: Twenty Twenty-One Child
Template: twentytwentyone
*/
Theme Name → 子テーマの名前(管理画面に表示されます。)
Template → 親テーマフォルダ名
ただ、これだけでは子テーマのstyle.cssとして認識されません。子テーマ用のfunction.phpを作成する必要があります。
function.phpの作成
- 親テーマフォルダにあるfunction.phpを子テーマフォルダにコピーします。
- コピーして作ったfunction.phpの中身を全部消します。
- 以下のテキストをコピぺ(子テーマのファイルを読み込んだ後、親テーマのファイルを読み込む的なことが書いてあります。)
<?php
add_action( 'wp_enqueue_scripts', 'theme_enqueue_styles' );
function theme_enqueue_styles() {
wp_enqueue_style( 'parent-style', get_template_directory_uri() . '/style.css' );
wp_enqueue_style( 'child-style', get_stylesheet_directory_uri() . '/style.css', array('parent-style')
);
}
?>
これで、子テーマの基本的な形は完成です!
WordPressの管理画面に戻ってテーマの選択をしようとすると、子テーマが選べるようになっていると思います!(下図左上)
この子テーマを選択すると、一見親テーマと全く同じように見えます。しかし、子テーマstyle.cssを編集すると、この子テーマだけに変更が反映されるようになります!また、テーマのアップデータがあっても、更新されるのは親テーマだけなので、子テーマの変更箇所は上書きされずに残るというわけです!
WordPressのカスタマイズをするのであれば必ず子テーマを作成しましょう!
子テーマcssを変えてみた
子テーマcssにこんな記述を加えてみました!サイトのタイトルの文字色を変更するコードです。
.site-title {
color: red !important;
}
親テーマを選択してみると反映されていませんが、
子テーマを選択すると反映されていますね!
まとめ
子テーマ作成は、WordPressカスタマイズをするうえで必須です!上記の方法を参考に、カスタマイズの前準備として子テーマを用意できるようにしていきましょう!
header.phpなどほかのファイルも子テーマにできます!やり方はほぼ同じですが、また次回詳しく書きます!
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